3月19日 相場情報


お客様各位

【3月19日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=149円14銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:38,790.43(+75.66)

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売:8973.0(+66.5)
 ②午後売:-

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅:4.1145(+0.002)
 ④金:2160.7(+3.4)

※WTI原油先物($/bbl)
 ⑤82.72(+1.68)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:1390円
 ②ロンドン午後:-
 ③N.Y.: 1400円

※ニューヨーク為替引値(円)
149.14-149.17(0.12円安-0.12円安)

【3月18日:昨日の状況】

※国内銅建値1350円 (3月14日より+50円)

《千葉業者の苦悩》

※千葉市に始まり千葉県→茨城県→埼玉県の順に進められて
いる行政によるスクラップヤード業者の登録許可制度。弊社
も関連会社が千葉県にある都合、この関連会社は千葉県に登
録、許可を得る必要があります。
※既に千葉県の担当者とは連絡を取っており、今年4月から
3月までに(既存業者のモラトリアムは来年2025年3月)、ヤ
ードが条例にある条件を満たすよう整備して、許可を得る必
要があります。

※さて千葉県に先行する形で登録許可を進めている千葉市で
すが、千葉市内のスクラップヤード業者は、現在どうしてい
るのか?を、知り合い業者に聴取したところ、二つに分かれ
るそうです。

※pattern A
条例に沿うようヤードを整備し許可を取る
※pattern B
条例に沿うようにはヤードを整備出来ず、諦めてヤードを市
外or県外に移す(か、仕事を止める)

※当たり前ですが二つの選択肢しかない。

※話はここから。

※pattern Aのヤードを持つA社は、今後も事業を継続する為
に、条例に適合させる設備投資を多かれ少なかれするので、
当然、今後長くその場所にいるつもりです。今回設備投資を
し事業を長く継続したあと、仮に、10年後、20年後に、その
ヤードを売ろうとした場合、その時点で、千葉市にスクラッ
プ業を営める場所は少ないので(★注)、ヤード自体の希少
性がありプレミアムが付く可能性があります。

※一方でpattern B。 B社が持つpattern Bのヤードは、元々
そこがスクラップヤードくらいしか使い途がなかったので
(農地にも宅地にもならないので)スクラップヤードになっ
ているわけです。 スクラップヤードにすら出来ない“そんな
土地”、ヤード自体の価値は全くない。(当たり前ですが)
仮に誰かに売ろうとしても、同業スクラップ業者は100%買わ
ないわけです。

※つまり、今回の条例制定をきっかけに、適合ヤード
(pattern A)と不適合ヤード(pattern B)で、その土地の価
値において、明暗が分かれるというわけです。
※土地価値の明暗が分かれるのですが、、、千葉市のスクラ
ップヤード業者は、その土地に今後、残るのにも設備投資が
ハード(A)、その土地を出ていくにも土地売却がハード(B)
というわけです。これが千葉業者の苦悩。

行くも地獄帰るも地獄。

(★注)補足
「千葉でスクラップ業を営める場所の数」

千葉市でも千葉県でも行政は、条例に沿ったヤードには許可
(OK)を出して、条例に沿わないヤードには許可を出さない
(NOを出す)。
現在存在するヤードの振り分け作業が終わったあと(千葉県
の場合一年後の2025年3月以降に)、現在存在していない新
たな会社が、新しくスクラップヤードにの申請をしたら、行
政は許可を出すでしょうか?

千葉で新たな会社が、どんなに整ったヤードを新しく登録許
可申請しようとしても、行政は一切許可を出さないのでは?
と予想しています。
役人には面倒な作業なので。 (あくまで予想)

そうすると、今回の振り分け作業で千葉市内・県内スクラッ
プヤードの数は固定され、数が減ることはあれど、未来永劫
数が増えないことになります。
どうしても千葉でスクラップ業をやりたければ、既存業者A
社(pattern A所有)からヤードを買うか借りるかする必要
になります。

A社は残存者利益を得て、所有するpattern Aヤードの価値が
上がることになる?

おまけ  振分親方(元高見盛)

※雑線(ヤード持込):【3月18日現在】
【1】ワイヤーハーネス:520円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):500円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):430円前後
【4】雑線B :330-360円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】

以上